『夫のトリセツ』

妻のトリセツ (講談社+α新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4065133394/ref=cm_sw_r_cp_api_i_FKgXCbHEN21QT

 

 

おわりに、から一部引用する。

 

実は、脳科学的に良い夫とは時に妻の雷に打たれてくれる夫の事だからだ。女性の方は家事と育児を片付けるため生活の中であらゆる気づきとタスクを多重させて走らせている。このため日々をただ生きているだけでストレスが溜まる脳なのだ。さらに周産期から子育て中の女性は、ホルモンバランスが激変していくので、生体ストレスが半端ない。女性たちは、時々、この溜まったストレスを放電する先を探しているのである。そんな時まんまと夫が何か気に障ることをしてくれると気持ちよく放電できる。夫が完璧だとその放電先が子供になったり自分に跳ね返って鬱に転じたりして危なくてしょうがない。良い夫とは「概ね優しくて頼りがいがあるが時に下手をして妻を逆上させる男」に他ならない。逆上させたからといって全ての原因が夫なのではないのである。だから原因を真面目に研究しようとしても公明正大に改善しようとしても全くらちがあかない。女はただ怒るために怒っている。本人も気づいていないけれど。

 

 

完璧な夫、とは家事や育児など何もかも完璧にする人ではない。よく言われることだが、部下から慕われる上司とは完璧に仕事が出来る人ではなく、部下自身が必要とされていると実感できる上司である。リーダー2.0的な人である。同様に、良い夫とは、少し隙があり、私が居ないとこの人はダメなのねと思わせる何かを持っている人なのかもしれない。

 

この本を読んで感じたことだ。

 

パートナーシップを学んだ一冊でした。