生活の変化は、いつも偶発的きっかけで起こるものだ

年末に胃腸炎にかかった。

 

あれは、昨年の12/23日付が変わって間もない深夜である。

嘔吐恐怖症の僕が、そして記憶の限りおそらく小学校入学前以来一度も吐くことがなかった僕が(というか、恐ろしくて吐けないのだが。)、突如吐き気で目を覚ましたのだった。

前兆としての違和感はややあった。夕飯時になっても空腹感がなかったのだった。また、息子が5日ほど前に嘔吐で保育園を早退し小児科で胃腸炎の診断をうけていた。

 

嫌な予感しかしなかった。

 

あまりに珍しいことだったので、iPhoneを取り出しメモをしてみた。

目覚めてからのメモが以下の通りだ。

 

 

▶︎メモ開始

 

0:30 吐き気で目をさます

0:40 トイレへ移動

1:10 トイレで危うく

1:50 嘔吐

2:39 嘔吐

3:52 水下痢

4:15 水下痢

4:20 嘔吐

7:11 嘔吐

8:00 体温38.4℃

9:07 上に同じ


強い倦怠感

節々が痛い

 

10:00 休日診療の病院に到着、受付をすませる。

11:40 ようやく呼ばれる。


17:20 体温38.0℃

 

▶︎メモ終了

 

 

 

腸炎、との診断。

 

やはり。

 

 

 

妻が食品会社に勤務している都合、息子が後日検便をした。「ノロウイルス」と判明。

おそらく僕もそうだったのだろう。

熱があったおかげで、全身の倦怠感がひどかった。まっすぐに座れず、身体をよじりながら、時に横になって待合室にいたことを今もよく覚えている。嘔吐も辛かったが、眠気と同時に吐き気がある状態がなにより辛かった。

 

 

さて、一方で気づきも様々あった。

 

吐いてから3日間ほどは水分補給および胃の負担軽減のために口にするものに気をつけた。結果、以下のような日常生活へと変化した。

 

OS-1を定期的に摂取した

→これが思いの外美味しく感じられ、胃腸炎が治って以降もポカリスウェットを毎日飲むようになった。

・併せてコーヒーを控えていたのだが、ついにこの冬期講習全日程一度もコーヒーを飲むことはなかった。

→これほどカフェインを摂取しなかった冬期講習は、この13年の中で初めてだ。コーヒー好きの自分が、睡眠時間が少なくてもコーヒーを飲まずに過ごす日があることは、今でも驚いている。

・夕飯が23時〜24時を回ることが多い日常で、夕飯量を減らす生活へと変わった。

 

特にコーヒーを毎日飲む習慣は実に長いことあった(10年以上、ほぼ毎日コーヒーを飲んでいた)のだが、これをきっかけに、コーヒーを飲まなくてもいいかなという身体に変わった。今思えば、カフェインへの異常な嗜好性は中毒であった。胃への負担を考えることから始まったのだが、こうして身体の発する声に耳を傾けることは変化につながるのだと学んだ。

 

そういえば、以前タバコを吸っていた時期もあったが、やや重度な喉風邪をきっかけにスッキリ辞めてしまったこともあった。以来、喫煙したいと思ったことは一度もない。あの煙がダサいと感じるまでになっている。

 

 

 

生活の変化は、いつも偶発的きっかけで起こるものだ。

 

2019. 1. 11